認知症模擬患者について

認知症の方への対応は大きな課題となっており、たとえば入院時の病院スタッフの対応にご本人、ご家族が傷ついたり、また対応する専門職も戸惑いながら、迷いながら対応して疲弊したり後悔したりと、それぞれの方が様々な困難を抱えています。
学生教育や現場での研修が解決に向けた1つの手段となりますが、この際に重要なのが患者さん役を担って下さる「模擬患者」です。
認知症の場合はその症状ゆえに独特なコミュニケーションとなるため、認知症の症状を理解し、演じることができる「認知症模擬患者」が必要であり、必要とされる機会は多くなっています。

 

養成講座について

平成27年11月に愛知県立大学と認知症の人と家族の会愛知県支部主催の模擬患者養成講座が開講されました。
平成28年度からは受講生の方が実際に病院や大学の研修に出張し、活躍しています。
平成29年度は愛知県立大学看護実践センターにて養成講座が開催されました。
開催情報等、詳細は愛知県立大学看護学部にお問い合わせください。